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セルフケアの市場規模は?シニア世代の特徴や見込みを解説
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セルフケアの市場規模は?シニア世代の特徴や見込みを解説

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近年「セルフケア」という言葉を聞く機会が増えました。セルフケア市場が拡大していることも、ご存知の方が多いかと思います。

今後も、セルフケア市場はさらに拡大していく見込みで、シニア世代も同様です。

この記事では、セルフケア市場の現状や今後、またシニア世代のセルフケアやお金の使い方について解説します。

目次

  1. 新型コロナウイルスを経てセルフケア市場は大きく拡大
  2. 今後のセルフケア市場の動向・ポイントを解説
  3. シニア向けのセルフケア市場の特徴とは
  4. まとめ|人生100年時代、いつまでも健康でいるためにセルフケアは欠かせない

1. 新型コロナウイルスを経てセルフケア市場は大きく拡大

近年「セルフケア」という言葉を聞く機会が増え、セルフケア市場も大きく拡大しています。

そもそもセルフケアとは、医療機関や専門家に頼らず、自分自身で心身の管理、ケアを行うことです。セルフケアの中でも、健康目的で行うセルフケアを、セルフヘルスケアと呼びます。

この記事では、セルフケア全体の市場規模や動向をお伝えします。

ヘルスケア市場は5.7兆円超の市場規模

株式会社インテージが行ったヘルスケアの市場調査によると、日本におけるヘルスケア市場規模推計は5.7兆円を超えています。

ヘルスケアの市場規模は、新型コロナウイルスをきっかけにさらに伸び、今後も拡大が見込まれます。拡大が見込まれる理由として、健康意識の高まりや高齢化が考えられます。

また、世界的に見ても、市場は拡大しています。2022年には、世界のセルフケア医療機器の市場規模が228億ドルに達しました。日本円にして約3兆3000〜4000億円に当たります。日本だけでなく、世界的にも、セルフケア市場は今後も伸びが予想される分野です。

なかでも「健康維持/推進」のために市場規模が大きい

一括りにセルフケアと言っても、健康・美容など扱う商品やサービスはさまざまです。セルフケアの中でも、最も規模が大きいのは健康維持/増進に関するカテゴリーとなっています。

次いで「美肌・肌ケア」「栄養の補給・栄養バランス」と続きます。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、市場規模の伸びはさらに加速しています。新型コロナウイルスの流行期間には、ちょっとした風邪で医療機関への受診を控え、セルフケアをする人が増えたことが考えられます。新型コロナウイルスをきっかけに、消費者のセルフケアの意識は変わったと言えます。

また、医療の進歩や医療費の増加により、セルフケアをして、医療機関への受診回数を少なくする意識も見受けられます。

高齢化やさらなる医療の進歩により、セルフケア市場の中でも「健康維持/推進」分野は今後さらに規模拡大が予想されます。

シニア向けの健康食品に関する市場規模については、下記記事も参考にしてください。

2. 今後のセルフケア市場の動向・ポイントを解説

セルフケアの市場は拡大しており、今後も拡大が見込まれます。ここでは、今後のセルフケア市場の動向やポイントを解説します。

マーケティングや開発の参考にしてください。

「機能性表示食品制度」によりセルフケアの訴求が加速

2015年4月から施行された機能性表示食品制度により、セルフケア市場の拡大は加速しました。

機能性表示食品は、国の定めるルールに基づき消費者庁官に届出を行えば、商品の機能性を表示できる制度です。特定保健用食品とは異なり、国が審査を行わないので、特定保健用食品より手軽に申請できる点がメリットです。

機能性表示食品制度が導入されたことにより、企業はより簡単な申請で、消費者に健康上の効果を訴求できるようになりました。よって、セルフケアの商品やサービスが増え、全体的な市場拡大につながりました。

機能性表示食品の届出数は、2023年5月時点で7000件を超えています。大手コンビニチェーンでも、機能性表示の商品が販売されており、注目を集めています。

食事だけでなくスポーツに関する市場も増加が見込まれる

ヘルスケア市場は、食事だけではく、スポーツに関する市場も伸びています。

株式会社インテージが行った調査によると「健康維持/体力増進」セルフケア市場において、最も市場が大きいのは「一般食品(生鮮含)・飲料」です。しかし、2番目に大きな市場は「スポーツ用品・サービス」となっています。

新型コロナウイルスをきっかけに、フィットネス市場は落ち込みましたが、近年市場は回復傾向にあります。「女性専用」「シニア向け」などターゲットを明確にしたコンセプトジムも需要の高まりから、市場は拡大しています。

今後、さらなる健康意識の高まりにより、食だけでなくスポーツ用品・サービス分野の市場も拡大していく見込みです。

シニア世代のスポーツ事情については、以下記事も参考にしてください。

3. シニア向けのセルフケア市場の特徴とは

ここまで、ヘルスケア全体の市場動向についてお伝えしましたが、ここではシニアのヘルスケア市場について解説します。

ヘルスケア市場では、年代別のターゲットの悩みに寄り添うことは欠かせません。

シニア向けのセルフケア市場の特徴を抑え、ニーズにあった商品やサービスを届けましょう。

健康のためにお金を使う傾向がある

内閣府が行った高齢者の経済生活に関する調査によると「今後、優先的に使いたい支出項目」では「保健・医療関係の費用」が3番目に多い結果となりました(複数回答)。

最も多かったのは「趣味やレジャーの費用」、次いで「食費」です。

この結果は60歳以上を対象に行ったアンケートですが、年齢が上がるほど「趣味やレジャーの費用」より「食費」や「保健・医療関係の費用」が高い結果となっています。

アクティブなシニア世代が増えたことで「趣味やレジャーの費用」と回答するシニア世代は増えていますが「保健・医療関係の費用」はどのシニア世代でも変わらずお金をかけたい部分であることが分かります。

シニア世代のお金の使い方については、以下の記事も参考にしてください。

物価が上昇してもセルフケアにかけるお金は維持したい人が多い

2023年に、第一三共ヘルスケア株式会社が20〜60代を対象に行った調査によると、アンケートに回答した8割近くが「今後セルフケアの重要性が増す」と回答しました。

20〜60代の働く世代では、特にセルフケアが重要視されているようです。人生100年時代の働き方を考えるひとは増え、その中でセルフケアが大事であると感じているようです。

物価上昇が続く昨今ですが、セルフケアと医療費など、健康には変わらずお金をかけていく、今後支出を増やしたいという回答は全体の69.5%を占めています。

現シニア世代だけでなく、働く世代もセルフケアに重要性を感じていることから今後もさらなる市場規模の伸びが期待されます。

4. まとめ|人生100年時代、いつまでも健康でいるためにセルフケアは欠かせない

セルフケアは、働く世代、シニア世代、どの世代にとっても欠かせず、今後ますます市場が大きくなることが期待されます。

シニア世代へのセルフケア訴求には、50歳以上のシニア専用SNS「おしるこ」がおすすめ。おしるこでは、セルフケアに関する情報を届けたり、他のシニア世代のセルフケアを共有できます。

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